身近な家電製品や公園の遊具による事故、食品への異物混入といった消費者事故の発生状況をインターネット上で一元化する「事故情報データバンク(DB)」が4月1日から本格稼動(*1)する。誰でも手元のパソコンからけんさく、閲覧(*2)できるようになる。DBには消費者庁のほか、経済産業、国士交通、農林水産、厚生労働、法務の5省と製品評価技術基盤機構(NITE)
、国民生活センターなどが参加。すでに昨年4月以降の約1万5千件を登録した。「ストーブ」「自転車」といった製品や、「火災」「やけど」といった被害内容、時期を入力すると事故の一覧(*3)が表示される。( 1 )個別
の事故をクリックすれば、①発生年月日や場所②発生状況③死傷者数、年齢、性別、一など個人が特定されない範囲内で情報を閲覧できる。同一製品や類似の事故一覧も表示される。「まつげエクステ(*4)「圧力鍋」など、集中的に被害が多発し注意喚起(*5)が必要なケースや、子供や高齢者が死傷した事故は、すばやく閲覧できるよう「注目事故情報リスト」も掲載(*6)。消費者の関心を把握(*7)するため上位5位までの「検索ワードランキング」も設けた。
(*1)稼動:仕事のために機械や人を動かすこと
(*2)閲覧:本や書類を読むこと
(*3)一覧:見れば、全体がすぐにわかるようにしたもの
(*4)まつげエクステ:まつげを長く見せるためにする美容の技術
(*5)喚起:よび起こすこと
(*6)掲載:新聞や雑誌に記事を入れること
(*7)把握:全体をとらえること