携帯電話のメールを使うようになって既に10年になる。はじめは表現の仕方がわからず、手紙と同様、文の初めは「~様、~さん」と打ち、文の終わりには「取り急ぎ」「まずは、御礼(おれい)まで」のような(むす)びの言葉を使っていた。受けるメール文も、そういう

が多かったように思う。

しかし、最近の私のメール文は、「メールありがとう」で始まり、結びは「では、また」になってきている。受けるメール文も、以前より会話的な表現が多くなっているように感じる。若い人たちのメールとなると、さらに絵文や顔文などもよく使われ大変だが、これはこれで解読するのが楽しい。

このように、メールは、どんどん気楽に使える便利な道具になっている。字が下手でも、全く気にする必要がなくなった。(  1  )きちんとした手紙を書くことが面倒になりつつあり、これは困ったことだと感じている。伝えたいことを自分の手できちんと書き表せる力は、やはり失いたくないと思うからだ。

1.

筆者の携帯のメールの文は、どう変化したか。





2.

筆者は携帯のメール文についてどのように思っているか。





3.

(  1  )入る語はどれか。





This test is for VIP account only.
Please purchase a VIP account to take the test and view answer.

Questions
answered

0

© JLPT Pro - JLPT Preparation Online Courses