ハチミツ(*1)は、天然の甘えに加え、楽としての効果もある食べ物として、昔から人々に親しまれてきた。砂糖と比べると、甘えは30%も強いのに、カロリーは20%も低い。化吸収が速く、すぐエネルギーになるので、運転のあとや病気のあとの体力の回復にもよい。また、非常に強い殺菌(*2)力を持ち、病気の治療(*3)や予防などにも効果が期待できる。ハチミツが健康食品の代表のようにいわれるわけである。
ハチミツは、ハチが蜜をとる花の種類によって、香りや甘みに違いがある。私が好きなのは、果物や木の花から蜜がとられたハチミツだ。ミカンは、甘くてすっぱい味がして、香りがさわやかだ。コーヒーや紅茶に入れると、とてもおいしい。木の花では栗(*4)が好きだ。栗のハチミツは、焼いた栗のような香りがある。肉料理に向いているようだ。
ハチミツについて特に注意すべき点は、1歳未満の赤ちゃんには食べさせないほうがいい、ということだ。ハチミツは普通、高温による熱殺菌をしていないので、赤ちゃんに害のある菌が残っているからだそうだ。
(*1)ハチミツ:ハチが花から集めてできた甘い食べ物
(*2)殺菌:菌(非常に小さい生き物で、病気になったり腐ったりする原因になるもの)を殺すこと
(*3)治療:楽や手術などで病気やけがを治すこと
(*4)栗:木の名前、実は食べられる