相手の話を聴くことは、相手に注目し、敬意を払ったり同情したり理解を示すことに( 1 )。それは、「私はあなたを認めます。そしてあなたの話に集中しています」と ( 2 )受け入れることを意味しています。
聞き手が相手に集中してじっくりと話しを聴く姿勢を示すと、相手は安心し、自尊心(*1)を維持することができます。( 3 )、話を聴いてくれていない態度が相手に伝わると、自分の存在を否定されたかのように感じ、傷ついたり、不安になります。
(「コミュニケーション技法」ウイネット)
(*1)自尊心(じそんしん):自分自身を大切に思う気持ち
君にもこころがある。ぼくにもこころがある。そのことを、君は一度だって( 1 )。ぼくたちは、自分のこころの働きを感じながら生きている。喜んだり、悲しんだり、怒ったり、愛したり、憎しんだりする自分のこころの ( 2 )、君は生きることができるだろうか。君が、自分のこころの働きを感じられないのは、眠っているときぐらいの ( 3 )だろう。
こころは、それくらい、ぼくたちに身近な(*1)ものだ。いや、身近なもの ( 4 )、ぼくたち自身そのものである。ところで、ぼくたちは、そのこころについて、どれだけ知っているだろうか。知っているように思っていて、ほとんど知っていないもの、そのが自分自身であるこころだ。
(*1)身近(みぢか)な:とても自分に近い
みんなが欲しがる物を作ると交換できる、つもり売れることになりますね。では、いくらで売れるのでしょうか。こういうときに ( 1 )言葉があります。それは「需要と供給」です。
「商品の値段は、需要と供給の関係で決まる」
こんな言い方をすると、なんだか経済学者みたいでしょ。「需要」とは、みんなが買いたがっている量です。「供給」は、( 2 ) 量です。
どうしても買いたい人が多くいると、少しぐらい高くても買いますよね。だから、商品の値段は上がります。
( 3 )買いたい人が少なく、どうしても売りたい人が多ければ、少しぐらい安くても売りますよね。そこで、商品の値段は下がります。
もし商品の供給が少なくて値段が高くなると、商品を作っている人(会社)は、「もっと作っても高く売れてもうかるぞ」と考え、たくさん商品を作ります。( 4 )、商品が増えると、今度は値段が下がります。この逆も起きますから、長い目( 5 )見ると、商品は、ふさわしい(*1)値段に落ち着くことになるのです。
(池上影「14歳からのお金の話」マガジンハウス)
(*1)ふさわしい:適切な