私は子供の頃から漫画(まんが)を読むのが大好きで、よく漫画絵(まんがえ)をらくがき(*1)していました。お話を作るのも好きだったので、小学校低学年のころにはストーリのある漫画(まんが)の真似ごとのようなものを描いて、遊んでいました。

最初、鉛筆(えんぴつ)だけノートに描いていたのがそのうち原稿用紙(げんこうようし)やペンというものがあるのを知って、それらを買ってきて使うようになりました。そうして完成させた作品を、中学せいの時に雑誌の漫画募集(まんがぼしゅう)のコーナーに投稿(とうこう)(*2)しました。何度か投稿(とうこう)した末に、高校一年生のときにデビュー(*3)に値する賞を頂いて、プロになることが決まったのです。

はじめから「どうして漫画家(まんがか)になりたい!」と考えていたかというと、そうではありませんでした。漫画家(まんがか)になれたらいいなあという(あこが)れはありましたが、絶対になれる、と思ってはいかったのです。当時(とうじ)はまだ、自分の可能性(かのうせい)というものがどこかに向かって伸びているか、そんなにちゃんとは判断(はんだん)できませんでした。

自分の将来についてまだ深く考えてはいませんでした、また、 ( 1 )小説家や童話(どうわ)(*4)作家になりたいと思ったこともありましたし、アイドル(*5)歌手のようにテレビに出たいねと、友達と歌や踊りを練習したこともあります。映画監督(えいがかんとく)もカメラマンにも、デザイナーもなってみたいと思ったものです。(後略)

 

(*1) らくがき:書くべきできないところに絵や字を書くこと。

     (ただし、ここでは点をつけて特別な意味や使い方である

      ことを表している)

(*2)投稿(とうこう): 原稿(げんこう)出版社(しゅっぱんしゃ)などに送ること

(*3)デビュー: 舞台(ぶたい)や試合などに初めて出ること

(*4)童話(どうわ): 子供のために作られた話

(*5)アイドル :若い人気者(にんきもの)

 

1.

この文章の内容と違っているのはどれか。





2.

この人が漫画家になるスタートになったできぎとはどれか。





3.

この人について、正しいのはどれか。





4.

( 1 )入る文はどれか。





(じつ)母親自身(ははおやじしん)も、「きょうはちょっと(みゃく)(はや)い」とか、「頭が痛い」とか「(かた)()った」とか、「最近(さいきん)ちょっと腰痛だけど、背骨(せぼね)がずれているのではないか」とか、しょっちゅう(*1)自分の健康(けんこう)を気にしている。そして、お母さんの楽しみは、近くによいカイロプラクテイック(*2)の先生を見つけて通うことであったり、

( 1 )どこかの健康教室(けんこうきょうしつ)の話を聞くことである。新聞でも健康欄(けんこうらん)は欠かさず見ている。

 

 

(*1)しょっちゅう:いつも

(*2)カイロプラクテイック:骨を正しく治すこと

5. ( 1 )




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